関係各位
1995年1月17日未明に発生した阪神・淡路大震災は、私達に大都市直下で発生した大地震が驚愕の被害をもたらし、その影響が計り知れないことを教えてくれました。あれから25年が過ぎ、風化が叫ばれる中、追悼行事も激減し、今年限りで打ち切るところもあるそうです。1月17日は、阪神・淡路大震災を追悼し、防災塾・だるまのメンバーと神戸で迎えることが恒例となっていますが、2020年、令和初の今年は、平成30年7月豪雨で被災した広島県安芸郡坂町、そして岡山県真備町の水害被災地に伺った後、1月17日は神戸で追悼の日を迎えました。大規模な自然災害が危惧される昨今、阪神・淡路大震災における神戸の教訓は災害を考えるうえで原点になると考えています。
さて、本ネットワークでは、神奈川県下のさまざまな防災・減災に関連する情報を発信しており、神奈川県における防災・減災について考察し、連携を再構築する機会にしていただければと思っております。
昨年12月21日(土)に、「かながわ人と智をつなぐ防災・減災ネットワーク」が主催し、関東学院大学、神奈川大学、神奈川新聞社、防災塾・だるま、神奈川災害ボランティアネットワークによる共催で開催した、2019年冬の防災・減災集会は、盛況のうちに無事終了しました。開催に当たり、ご指導・ご協力いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。
「大学・学生と地域貢献」で地域防災・減災をテーマに活動している大学の研究者や、「令和元年台風第15号災害、台風第19号災害対応」について、災害ボランティア活動に参加した学生等からの発表、地震観測等のポスター発表が加わるなど、多士済々の顔ぶれにより、意見交換会や懇親会も和気あいあいのうちに進められ、充実したものとなりました。これも、学長の規矩先生をはじめ、関東学院大学の皆様が全面的に協力してくださったおかげと感謝致します。
昨年12月21日の防災・減災集会時の意見交換会(グループワーク)では、時間が全く足りず、十分議論がつくせなかったグループもありました。この防災・減災集会で、初めて知り合った研究者や学生も多く、せっかく掴みかけた交流の糸口をどのようにつないで行ったら良いのか、今後、どのように「かながわ人と智をつなぐ防災・減災ネットワーク」を展開していけば良いかなど、さまざまなご意見をいただき、さらに交流を深めるため、検討会を開催致します。
12月21日に参加できなかった方も、ぜひご参加ください。参加を希望される方は、できれば、事前に事務局宛にご連絡いただければ幸いです(すでに出欠をご連絡いただいている方は、不要です)。
なお、テスト期間中で出席できない学生も多いので、学生部会は別途開催する可能性もあります。
神奈川大学では、「災害復興を考えるフォーラム」を開催します。事前申し込みが必要ですが、大学で席を確保してくださるとのことですので、参加を希望される方は、本メール(e-mail:idpis2@idpis.co.jp)宛に、1月31日(金)までにご連絡ください。
■参加費無料 先着300名
※フォーラムご案内(PDF)をご参照ください。
防災塾・だるま(塾長 荏本孝久)では、2006年から14年間連続で、毎月「防災まちづくり談義の会」を開催してきました。1月の談義の会を以下のとおり開催します。ご関心のある方は、直接、会場にお越しください。
(防災塾・だるま・ホームページ:http://darumajin.sakura.ne.jp/)
本メールへの問合わせ先: (株) 防災&情報研究所
e-mail:idpis2@idpis.co.jp
Tel:03-3249-4120 Fax:03-3249-7296
“かながわ人と智をつなぐ防災・減災ネットワーク”は、神奈川県下の官学民連携による防災・減災活動の活性化のための情報提供・交流等を目途に、平成28年3月に、人と智のネットワークを促進するために発足致しました。
これまでの“お知らせ”のバックナンバーは、http://idpis.co.jp/?news02-10で御覧頂けます。