災害時の人間行動・災害文化研究
災害時の人間および集団の行動や心理は、応急対策のみならず被害そのものに大きな影響を与えるので、さまざまな方法でその行動を予測し対策に役立てていく必要があります。 災害時に予想される人間行動や心理状態に基づき、社会的混乱やパニックの発生などを予測し、有効な対策を提言します。また、地域の災害文化の分析等を行います。
また、情報社会は、利便性、効率性、快適性という成果を求めるあまり、急激な変化による歪みが生じます。安全性への配慮が不十分な場合も少なくありません。災害や事故による情報通信システムの途絶、情報の漏洩などが社会のアキレス腱になりかねません。これらの日常的には目に見えない社会的脆弱性を明らかにし、必要となる対策を提示します。
災害時の社会的混乱防止策(滞留者対策、観光客対策、帰宅困難者対策など)
地域防災力・危機管理力評価
災害時に予想される人間行動や心理状態に基づくシミュレーション手法、防災力評価手法を駆使し、個人や地域コミュニティ、防災ボランティアなどの地域防災力や、自治体や企業の危機管理力を定量的に評価します。
この評価結果をもとに、個人や地域コミュニティ、防災ボランティア、行政や企業などの防災対策について、多角的な観点から提言を行い、防災計画・危機管理計画や各種マニュアルの策定に生かします。
地域防災力の自己診断 (内閣府防災担当 地域防災力 ホームページ内)
地域のリーダーの皆さん、あなたの地域の防災力を診断してみませんか?
【あなたの住んでいる地域には】
- 土砂災害の危険箇所がある!(がけ崩れ、土石流危険渓流、地すべり)
- 水害の危険がある!(河川の洪水、浸水や内水氾濫)
「土砂災害」と「水害」発生の危険性を抱えている地域の方などが、[内閣府防災担当地域防災力] ホームページ内のアンケート形式の質問に回答すると、ご自分の居住地域の防災力をおおまかに評価できる内容になっています。 「地域の防災力」の総合評価結果と、どこに地域の個別の強みと弱点があるのかが、グラフとコメントで示されます。こちらからどうぞ。
地方自治体などの方へ
この地域防災力診断は、個別の地域の団体(町内会・自治会、自主防災組織など)の現況や、防災への取り組み状況を入力すると、良い点や改善が必要なところなどが表示されるものです。
複数の町内会などの現況をまとめてご連絡いただくと、診断結果やアドアイスなどをお伝えすることができます。また、別途、防災のアンケート調査なども実施しています。
詳細は、防災&情報研究所までお問い合わせください。
地方公共団体の地域防災力・危機管理能力の評価(総務省消防庁)
地方公共団体が自らの防災、危機管理体制を客観的に評価するために、全国統一の指針を作成しました。評価は9つの指標(リスク把握、体制、記録の実施状況等)で表されています。