”かながわ人と智をつなぐ防災・減災ネットワーク”からのお知らせ

“かながわ人と智をつなぐ防災・減災ネットワーク”からのお知らせ No.29

配信日:2022年4月26日

関係各位
 

かながわ人と智をつなぐ防災・減災ネットワーク 委員長
「防災塾・だるま」名誉塾長
荏本 孝久(神奈川大学名誉教授)

 
 令和4年(2022年)の新年度となり、皆様、お元気でお過ごしのことと存じます。
 昨年12月17日に、私、荏本孝久が、昨年5月まで勤めさせて頂いた「防災塾・だるま」塾長退任の記念講演会を開催していただき、防災塾・だるまの開塾以降に参加されてきたメンバーの方々から、暖かいご挨拶をいただきました。
 また、それに合わせて「“防災塾・だるま”活動の記録」と題した報告書の作成が編集グループのご厚意で進められておりましたが、2月に完成致しました。今後は、ご紹介させて頂きますとともに随時配布することも計画されております。
 今年3月には、私は神奈川大学の定年退職を迎えましたが、引き続き、大学の講義を担当し、防災塾・だるまの名誉塾長として活動を支えるとともに、この人と智のネットワーク活動も委員長として行う所存です。
 
 最近では、全国各地で頻発しているM4クラスの地震活動が気になるところですし、石川県能登半島や福島県太平洋沿岸の地域などではやや大きな地震も発生しており、大きな地震の発生も危惧されるところです。
 この2年余、新型コロナウィルス感染症の影響で、防災関連のイベントやワークショップ等の活動が制約されてきましたが、新型コロナウィルスオミクロン株による感染者数が首都圏では漸減傾向にあるものの、地方では「第7波」に入っているともされ、今後の活動への影響が懸念されます。そのような状況下で、オンラインによるワークショップ等が開催されてきていますので、それらも含めた活動等を、今年度もメルマガで皆様にお伝えしていこうと思っております。
 
 


◆◆◆「防災塾・だるま 第186回防災まちづくり談義の会」を開催(5月26日)◆◆◆

 
 「防災塾・だるま」が定例で行っている防災講演会「第186回防災まちづくり談義の会」を5月26日(木)に開催します。
 今回は、東京大学生産技術研究所の加藤孝明教授に、「地区防災計画制度の創設と、現状・課題・展望」(仮題)について、ご講演いただきます。
 Zoomも併用して行いますので、詳しくは「防災塾・だるま」HP(http://darumajin.sakura.ne.jp/)をご覧のうえ、奮ってご参加ください。
 

1 日時:2022年5月26日(木)15:00〜16:15
2 会場:さくらリビング   Zoom併用  受講無料
3 講師:東京大学 生産技術研究所 附属都市基盤安全工学国際研究センター教授 加藤孝明氏
4 演題:「地区防災計画制度の創設と、現状・課題・展望」(仮題)

 
 


◆◆◆特別講演会 映像を通して考える大正関東地震(関東大震災)の実像【ライブ配信(録画あり)】 -関東大震災における東京・横浜の被災とその後の復興事業を考える-◆◆◆

 
 神奈川大学では、2011年に発生した東日本大震災後、市民向けに大規模災害に関する特別講演会(前期)と連続講演会(後期)を開催してきました。
 2022年前期の特別講演会では、来年で100年を迎える大正関東地震(関東大震災1923年9月1日発生)を取り上げます。関東大震災では、本所被服廠跡の火災によって多数の犠牲者が出たことなど東京市の惨状についてはよく語られますが、最も深刻な被害が発生したのは神奈川県、なかでも横浜であり、激烈な地震動による横浜市の被害は東京の下町よりもはるかに大きかったことは意外と知られていません。
 
 そこで、2022年度前期の特別講演会では、災害社会史、災害歴史学の第一人者である北原糸子先生に、1)関東大震災の被災状況を東京と横浜の記録映像を通して明らかにする、2)関東大震災の復興事業がその後の災害からの復興事業でどのように生かされたのかを検証する、などを中心に説明して頂きます。
 

■基調講演:「映像を通して考える大正関東地震(関東大震災)の実像 -関東大震災における東京・横浜の被災とその後の復興事業を考える」
      元立命館大学教授 北原糸子
■コメント・質疑応答:神奈川大学名誉教授 佐藤孝治、同名誉教授 荏本孝久
■主催:神奈川大学[神奈川大学 オンライン講座(神奈川県)]
■開催日:2022年6月18日(土)14:00~16:00
     「ライブ配信」では、ビデオ会議ツール「Zoom」を使用しリアルタイムで講演を配信するほか、翌営業日12時頃に1週間限定で動画配信されますが、事前登録が必要です。
■参加料:無料
■問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
■参加申込み方法等:参加希望者の事前登録や当日の参加方法等は、以下のURLでご覧ください。
■申し込み締切日:2022年6月4日

 
 


◆◆◆「防災塾・だるま」で「荏本孝久先生塾長退任記念誌」発行 -ご希望の方には謹呈いたします HPでも公開予定-◆◆◆

 
 「防災塾・だるま」は、阪神・淡路大震災から10年を経た2006年に、神奈川大学工学部建築学科荏本孝久教授が講義した神奈川区主催の生涯学習講座「地域防災まちづくり講座」に学んだ横浜市在住の住民が中心となって立ち上げた任意団体です。
 荏本塾長から学んだ理念は一貫して本会名称のもととなる「市民と共に七転び八起き」でした。この理念をもとに、行政、研究者、地域防災実践者等多くの皆様のご協力をいただいて15年間に及んで荏本塾長が目指す、防災情報の共有化と人的ネットワークの構築を推進してまいりました。
 
 この機に、荏本塾長の理念と本会の足跡を有形のものとしたいという会員の思いから本誌の編集が進められ、2022年2月に発行に至ることができました。
 ご希望の方、及び防災に携わる皆様に広く謹呈したいと存じます。
 また、HPでも公開する予定となっておりますのでご高覧いただきますようご案内申し上げます。
 

■「防災塾・だるま」会員 稲垣博正氏が「大地震から命を守る自主防災活動各論 実践的『互近助防災』のススメ」を作成

 
 稲垣 博正氏(横浜市旭区南笹野台自治会減災センター副センター長、「防災塾・だるま」会員)は、本会Bサロン(共助力向上)に参加し、地域防災の創造を「0からのスタート」と推進した体験をもとに、災害の教訓を探究し、「互近所防災」をサロン活動の中でも提唱されています。
 貴重な考察と示唆に富んでいますので、本会ホームページ「会員レポート」(http://darumajin.sakura.ne.jp/55member-report/)2022年4月掲載、「会員レポート(2022年度)」にてご紹介しています。
 以下のリンク先からご覧ください。
 

 

「防災塾・だるま」塾長 鷲山龍太郎

 
 


◆◆◆「神奈川大学図書館」がリニューアルオープン◆◆◆

 
 神奈川県最大級150万冊以上の蔵書数、年間40万人が利用する神奈川大学図書館がリニューアル。横浜・神奈川の資料も充実、IT化により学修支援を拡充。
 学校法人神奈川大学(住所:神奈川県横浜市 理事長:日野 晶也)は、神奈川大学100周年に向けた将来構想の一環として、1980年に建設された神奈川大学図書館の全面改修に着手し、2022年4月5日(火)にリニューアルオープンしました。
 
【学内外の様々な利用者の受け入れ】
 社会情勢の変化を踏まえ、多様な利用者を受け入れます。
 
<ダイバーシティ・グローバル対応>

*館内サイン、利用案内、図書館ホームページ等の多言語化
*車いす対応の強化
*連携協定を結んだ学外機関の構成員の相互受け入れ
*一般公開会員登録制度(現在はコロナ感染の影響で休止中)
*展示、コンサートなどのイベントを活用した地域貢献

 
【概要】

名  称:神奈川大学図書館(15号館)
場  所:神奈川県横浜市神奈川区六角橋三丁目27番1号
電  話:045-481-5661(代表)
開館時間:月~土/8:50~21:30 日・祝(授業日を除く)/9:30~18:00 
     休館日/冬季休業中の日曜・祝日、大学一斉休業日
*入構制限等の影響により開館時間等が変更になることがあります。

 

図書館ホームページ:https://www.kanagawa-u.ac.jp/library/
Twitter:@kulib_official 
Facebook:神奈川大学図書館(Kanagawa University Library)

 
 



 
本メールへの問合わせ先:(株)防災&情報研究所
e-mail:idpis2@idpis.co.jp
Tel:03-3249-4120  Fax:03-3249-7296
 

※本メルマガは、皆様からの寄稿で構成しています。本メルマガで紹介したいイベントや活動がありましたら、ご連絡ください。皆様からのご寄稿をお待ちしています。

投稿先e-mail:idpis2@idpis.co.jp
 

※“かながわ人と智をつなぐ防災・減災ネットワーク”:神奈川県下の官学民連携による防災・減災活動の活性化のための情報提供・交流等を目途に、平成28年3月発足。

本メールは、文部科学省の地域防災対策支援プロジェクト等でご支援・ご協力いただいた団体・個人の方々にお送りしています。