”かながわ人と智をつなぐ防災・減災ネットワーク”からのお知らせ

“かながわ人と智をつなぐ防災・減災ネットワーク”からのお知らせ No.17

配信日:2019年11月28日

関係各位
 

かながわ人と智をつなぐ防災・減災ネットワーク
委員長 荏本 孝久(神奈川大学教授)

 
9月以降の一連の台風災害により、神奈川県下でも深刻な被害を受けています。
本ネットワークでは、神奈川に関連するさまざまな防災・減災に関連する情報を発信しており、今回は、12月21日(土)に開催する防災・減災集会のご案内を中心にお伝えします。さまざまな災害が発生する中で、もう一度、神奈川県における防災・減災について考察し、連携を再構築する機会にしていただければと思っております。
 
 


◆◆◆「大学と地域の防災・減災集会 2019冬(関東学院大学)」の開催(参加者募集)◆◆◆

 
「人と智のネットワーク」では、2019年冬の防災・減災集会を、関東学院大学金沢八景キャンパス(最寄り駅京浜急行金沢八景駅)で、2019年12月21日(土)午後1時~6時に開催致します。内容は、「大学・学生と地域貢献」で地域防災・減災をテーマに活動している大学の研究者や、「令和元年台風第15号災害、台風第19号災害対応」について、災害ボランティア活動に参加した学生等からの発表も加わるなど、多士済々の顔ぶれとなりました。ポスター発表のほか、大学間の連携ネットワークについての意見交換や参加者の交流の場などもありますので、ぜひ、足をお運びくださいますようご案内申し上げます。
 

■開催日時:2019年12月21日(土)午後1時~6時(予定)
■開催場所:関東学院大学 金沢八景キャンパス フォーサイト21 10階大会議室
〒236-8501 横浜市金沢区六浦東1-50-1 TEL : 045-786-7002(代)
・京浜急行線金沢八景駅下車 徒歩15分または京急バス「関東学院循環」乗車約5分

 

■第1部 関東学院大学の防災・減災研究と地域連携
・防災・減災・復興学研究所について(規矩大義 関東学院大学学長)
・関東学院大学の地域連携事例(山口恵美 研究助手)

 

■第2部 大学と地域・広域連携(市域・県域、被災地等)
・横浜市立大学の防災研究と地域支援(横浜市立大学 石川永子准教授)
・防災Mapづくりなどによる地域連携(東海大学土木工学科 梶田佳孝教授)
・まち保育と防災・減災(横浜国立大学 稲垣景子准教授)
・学生消防団の大学間連携(横浜桐蔭大学 佐藤榮一 客員教授)
・神奈川大学における地域連携活動:防災塾・だるま、人と智のネットワーク、佐藤ゼミ、曽我部研究室(神奈川大学 荏本孝久教授、佐藤ゼミ:ウルタド・ルイスほか 、越智徳有、曽我部研究室:佐塚・原)
・ネパールにおける防災教育センターの設計、持続的な防災教育活動拠点として(神奈川大学 長谷川明 工学研究所特別研究員)

 

■第3部 ポスター発表

関東学院大学の学内建物における地震観測(渡部 洋 関東学院大学准教授)/ 関東平野における長周期地震動の大きさと卓越周期:中地震の波形データの解析結果(吉本和生 横浜市立大学教授)/横浜市を対象とした強震観測と常時微動の比較事例(落合 努 神奈川大学助手)/ 令和元年台風第15号、19号災害後の金沢区工業団地・川崎市等の災害支援活動(神奈川大学ウルタド・ルイス、関東学院大学守屋貴大ほか)/ 曽我部研究室での被災地支援等(神奈川大学)/ 学生によるキャンパス防災拡充に向けた提案~東洋英和女学院大学の事例(東洋英和女学院大学 桜井愛子ゼミ) / ぼうさいまちがいさがし きけんはっけん!の教育現場での活用(防災&情報研究所)/ 防災塾・だるま
 

■第4部 令和元年台風災害等の発生に伴う防災研究課題と学生の連携
・令和元年台風第15号、第19号台風の特徴と新たな課題(時事通信社 中川和之)
・災害ボランティア活動の展開(神奈川災害ボランティアネットワーク)
・学生主体の防災・減災活動/被災地支援活動報告/大学間連携について:関東学院大学、横浜市立大学、神奈川大学、専修大学、横浜桐蔭大学、東海大学、日本体育大学、鎌倉女子大学、東洋英和女学院大学、IVUSAなど

 

■意見交換・交流促進会

防災・減災活動活性化方策/大学間連携等について
 

○参加費:無料(定員150名)
懇親会への参加(一般2,000 円、学生 1,000 円)
○主催:かながわ人と智をつなぐ防災・減災ネットワーク
○後催:関東学院大学、神奈川大学、神奈川新聞社、防災塾・だるま、神奈川災害ボランティアネットワーク

○参加申込・問合わせ先:(株)防災&情報研究所

※参加を希望される方は、当日参加でも構いませんが、事前に事務局(防災&情報研究所)まで、ご連絡ください。
e-mail:idpis2@idpis.co.jp Tel:03-3249-4120 Fax:03-3249-7296
○詳しくは、以下のチラシをご覧ください。

 
 


◆◆◆台風第15号災害および台風第19号災害ボランティア活動状況◆◆◆

 

■台風第15号災害において甚大な被害が発生した横浜市金沢区工業団地へのボランティア活動はほぼ終了し、第19号台風で被災した川崎市では、災害ボランティアセンターは11月24日に閉所されましたが、個別のボランティアは受け付けています。
・相模原市の災害ボランティアセンターは未だ開設されていますが、活動日はWebサイトでご確認ください。
・神奈川災害ボランティアネットワーク(KSVネット)では、相模原市の被災地や、千葉県富津市や栃木県佐野市にもボランティアバスを派遣しています。
・やまと災害ボランティアネットワークは、相模原市ボランティアセンターと連携してボランティア活動を実施しています。

 

※災害ボランティア活動が長期に及んでいる地区があり、被災地での泥出しや清掃、廃棄物処理等のほか、専門的な技能を必要とする作業や事務作業などの人手を必要としています。
特に災害ボランティア活動を希望されるかたは、各団体のWebサイトでご確認のうえ、装備を整えてご参加ください。

 
 


◆◆◆ 第21回神大フェスタで経済学部 佐藤孝治ゼミが展示・討論会を開催(終了) ◆◆◆

 
神大フェスタは、『学生主体』『地域密着』を理念とする大学祭で、毎年、神奈川大学で開催されています(http://jindaifesta.com/outline/)。
2019年11月2日(土)に、神奈川大学経済学部 佐藤孝治ゼミでは、ドローンを使った被災地の撮影や調査活動、台風15号災害や19号災害での調査やボランティア活動の発表や、日頃から防災意識を高める大切さなどを考える討論会を実施しました。人と智および防災塾・だるまのメンバーは、佐藤ゼミに協力し、子供向けの「防災まちがいはっけん!」や「防災めくり(カード)」の出展、講演「神奈川の町と大学の災害リスクと防災を考える」などを行いました。
会場には、午後から、親子連れや特別支援学校の教師・生徒などが訪れ、熱心に展示物を見たり、報告に聞き入っていました。また、討論会では、佐藤ゼミの学生だけでなく、IVUSAや関東学院大学の学生なども参加し、有意義な意見交換と交流を持つことができました。
 
 


◆◆◆「三陸いわて復興フォーラム in 神奈川2019」の開催◆◆◆

 
東日本大震災発災以降、全国自治体からいただいた支援への感謝を伝えるとともに、復興の取組等について情報発信し、震災の記憶の風化防止を図ることを目的に、平成24年度から開催している「いわて三陸復興フォーラム」が、今年度、神奈川県で開催されます。神奈川県は、被災地支援の一環で、このフォーラムを後援しており、岩手県の達増知事と神奈川県の黒岩知事との対談も予定されています(入場無料)。
 

1 日時:令和元年12月7日(土)13時から15時30分
2 会場:ホテルプラム 神奈川県横浜市西区北幸2-9-1
3 主催:岩手県、後援 神奈川県、復興庁(予定)、tvk(テレビ神奈川)、神奈川新聞社、 協力:川崎フロンターレ
※当日のプログラムや会場へのアクセスなどは、以下のURLからご覧ください。

 
 


◆◆◆第32回 地質調査総合センターシンポジウム「神奈川の地質と災害」を開催◆◆◆

 
第32回 地質調査総合センターシンポジウム「神奈川の地質と災害」が、2019年12月12日(木)13:00~17:35に、TKPガーデンシティ横浜 ホールA (横浜市神奈川区金港町3-1コンカード横浜2F、JR・京急本線・みなとみらい線・東急東横線 “横浜駅”きた東口Aより徒歩5分)で開催されます。
ここでは、「神奈川県の災害対策について」三橋 直也(神奈川県災害対策課)、「神奈川の大地の生い立ちから地質災害を考える」平田 大二(神奈川県立生命の星・地球博物館)、「神奈川県の液状化被害と対策」若松 加寿江(関東学院大学)、「活火山箱根の発見」萬年 一剛(神奈川県温泉地学研究所)などが報告されますが、残念ながら、参加申込が定員を超え、事前受付は終了しているようです。

※ご参考までに、当日のプログラムや会場へのアクセスなどは、以下のURLからご覧ください。

 
 


◆◆◆専修大学社会科学研究所 【2019年度社研定例研究会】開催◆◆◆

 
専修大学社会科学研究所が、震災をテーマとする研究会を開催します。2019年6月の防災・減災集会で講演をお願いした専修大学の大矢根教授が司会・解題を行います。一般の方の聴講もできますので、ぜひご参加ください。
 

テーマ:「阪神・淡路大震災から東日本大震災の10年総括検証に向けて~復興・減災ステークホルダーをたどりつつ~」
日時:12月19日(木)18:00~20:00
場所:専修大学社会科学研究所神田分室(専修大学神田キャンパス 1号館12階)
   東京都千代田区神田神保町3-8
内容:司会・解題:大矢根淳(所員、人間科学部教授)
基調講演:室崎益輝(神戸大学名誉教授)
シンポジウム コメント①:三澤一孔(客員、元神戸新聞記者)
コメント②:宮定 章(客員、まちコミュニケーション)
コメント③:浅野幸子(減災と男女共同参画 研修センター 共同代表)

 
 



 
本メールへの問合わせ先:(株) 防災&情報研究所
e-mail:idpis2@idpis.co.jp  Tel:03-3249-4120  Fax:03-3249-7296
 
“かながわ人と智をつなぐ防災・減災ネットワーク”は、神奈川県下の官学民連携による防災・減災活動の活性化のための情報提供・交流等を目途に、平成28年3月に、人と智のネットワークを促進するために発足致しました。これまでの“お知らせ”のバックナンバーは、http://idpis.co.jp/?news02-10で御覧頂けます。