関係各位
9月以降の一連の台風災害により、神奈川県下でも深刻な被害を受けています。
本ネットワークでは、神奈川に関連するさまざまな防災・減災に関連する情報を発信しており、今回は、12月21日(土)に開催する防災・減災集会のご案内を中心にお伝えします。さまざまな災害が発生する中で、もう一度、神奈川県における防災・減災について考察し、連携を再構築する機会にしていただければと思っております。
「人と智のネットワーク」では、2019年冬の防災・減災集会を、関東学院大学金沢八景キャンパス(最寄り駅京浜急行金沢八景駅)で、2019年12月21日(土)午後1時~6時に開催致します。内容は、「大学・学生と地域貢献」で地域防災・減災をテーマに活動している大学の研究者や、「令和元年台風第15号災害、台風第19号災害対応」について、災害ボランティア活動に参加した学生等からの発表も加わるなど、多士済々の顔ぶれとなりました。ポスター発表のほか、大学間の連携ネットワークについての意見交換や参加者の交流の場などもありますので、ぜひ、足をお運びくださいますようご案内申し上げます。
関東学院大学の学内建物における地震観測(渡部 洋 関東学院大学准教授)/ 関東平野における長周期地震動の大きさと卓越周期:中地震の波形データの解析結果(吉本和生 横浜市立大学教授)/横浜市を対象とした強震観測と常時微動の比較事例(落合 努 神奈川大学助手)/ 令和元年台風第15号、19号災害後の金沢区工業団地・川崎市等の災害支援活動(神奈川大学ウルタド・ルイス、関東学院大学守屋貴大ほか)/ 曽我部研究室での被災地支援等(神奈川大学)/ 学生によるキャンパス防災拡充に向けた提案~東洋英和女学院大学の事例(東洋英和女学院大学 桜井愛子ゼミ) / ぼうさいまちがいさがし きけんはっけん!の教育現場での活用(防災&情報研究所)/ 防災塾・だるま
防災・減災活動活性化方策/大学間連携等について
○参加申込・問合わせ先:(株)防災&情報研究所
神大フェスタは、『学生主体』『地域密着』を理念とする大学祭で、毎年、神奈川大学で開催されています(http://jindaifesta.com/outline/)。
2019年11月2日(土)に、神奈川大学経済学部 佐藤孝治ゼミでは、ドローンを使った被災地の撮影や調査活動、台風15号災害や19号災害での調査やボランティア活動の発表や、日頃から防災意識を高める大切さなどを考える討論会を実施しました。人と智および防災塾・だるまのメンバーは、佐藤ゼミに協力し、子供向けの「防災まちがいはっけん!」や「防災めくり(カード)」の出展、講演「神奈川の町と大学の災害リスクと防災を考える」などを行いました。
会場には、午後から、親子連れや特別支援学校の教師・生徒などが訪れ、熱心に展示物を見たり、報告に聞き入っていました。また、討論会では、佐藤ゼミの学生だけでなく、IVUSAや関東学院大学の学生なども参加し、有意義な意見交換と交流を持つことができました。
東日本大震災発災以降、全国自治体からいただいた支援への感謝を伝えるとともに、復興の取組等について情報発信し、震災の記憶の風化防止を図ることを目的に、平成24年度から開催している「いわて三陸復興フォーラム」が、今年度、神奈川県で開催されます。神奈川県は、被災地支援の一環で、このフォーラムを後援しており、岩手県の達増知事と神奈川県の黒岩知事との対談も予定されています(入場無料)。
第32回 地質調査総合センターシンポジウム「神奈川の地質と災害」が、2019年12月12日(木)13:00~17:35に、TKPガーデンシティ横浜 ホールA (横浜市神奈川区金港町3-1コンカード横浜2F、JR・京急本線・みなとみらい線・東急東横線 “横浜駅”きた東口Aより徒歩5分)で開催されます。
ここでは、「神奈川県の災害対策について」三橋 直也(神奈川県災害対策課)、「神奈川の大地の生い立ちから地質災害を考える」平田 大二(神奈川県立生命の星・地球博物館)、「神奈川県の液状化被害と対策」若松 加寿江(関東学院大学)、「活火山箱根の発見」萬年 一剛(神奈川県温泉地学研究所)などが報告されますが、残念ながら、参加申込が定員を超え、事前受付は終了しているようです。
専修大学社会科学研究所が、震災をテーマとする研究会を開催します。2019年6月の防災・減災集会で講演をお願いした専修大学の大矢根教授が司会・解題を行います。一般の方の聴講もできますので、ぜひご参加ください。
本メールへの問合わせ先:(株) 防災&情報研究所
e-mail:idpis2@idpis.co.jp Tel:03-3249-4120 Fax:03-3249-7296
“かながわ人と智をつなぐ防災・減災ネットワーク”は、神奈川県下の官学民連携による防災・減災活動の活性化のための情報提供・交流等を目途に、平成28年3月に、人と智のネットワークを促進するために発足致しました。これまでの“お知らせ”のバックナンバーは、http://idpis.co.jp/?news02-10で御覧頂けます。