“かながわ人と智をつなぐ防災・減災ネットワーク”からのお知らせ No.27

配信日:2021年11月30日

関係各位
 

かながわ人と智をつなぐ防災・減災ネットワーク 委員長
「防災塾・だるま」名誉塾長
荏本 孝久(神奈川大学工学部教授)

 
 今回は、私、荏本孝久が、今年5月まで勤めさせて頂いた「防災塾・だるま」塾長退任と後任への引継ぎのご挨拶をさせていただきます。
 「防災塾・だるま」の活動は1995年阪神・淡路大震災の後、2005年に開催された神奈川区と神奈川大学共催した「神奈川区区民講座」を契機として始まり、“防災情報の共有化と人的ネットワ-クの構築“を理念として会員相互の緩やかな繫がりの任意団体として、約15年間に亘り多くの会員のメンバ-の方々と協力して活動を進めて参りました。
 当初、産官学民の協働で地域防災活動を行う目新しい活動として社会的にも注目されて会員も急速に多くなり、社会の注目度も大変大きくなってきました。その活動をより広い視点から神奈川県全域に広げ、主に地域の大学を中心としてネットワ-クを広げるため、2017年から「かながわ人と智の防災・減災ネットワ-ク」として防災情報の提供と共有化のためのネットワ-ク構築を進めて来ました。2019年新型コロナ感染拡大の影響でワ-クショップなどの活動が制限され、表立っての活動ができなくなってしまいましたが、メルマガ発行により活動の継続を図って来ております。
 約15年間の「防災塾・だるま」の活動経過の中で、災害の多発、災害の様相や災害を受ける地域社会の様相、防災情報の内容と質の様相と多様化など、ここ数年で状況は大きく変わって来たことを実感しておりました。このようなことを考えると「防災塾・だるま」の活動も徐々に変わっていく必要があるのではないかと思うようになってきました。
 丁度私の定年退職(2022年3月)を迎える時期となり、これを期に新しい「防災塾・だるま」の取り組みを進めて行くことが求められると考え、会員の皆さんの意見も聞きつつ、相談を重ね組織と活動方針を改変することになりました。私が塾長を退いて、新しい塾長として鷲山龍太郎氏に代わって頂くように進め、鷲山氏に新しい活動の内容と方針と取り纏めて頂きました。そして本年5月に開催された「防災塾・だるま」の総会で正式に塾長・副塾長・理事の変更を承認して頂き、併せて新しい活動方針と内容も承認して頂きました。現在は、新しい活動体制で約半年経過し、活動が徐々に定着してきております。
 詳しいことは「防災塾・だるま」のHP(http://darumajin.sakura.ne.jp/)にまとめられ公開されていますのでご覧頂ければと思います。
 
 


◆◆◆荏本孝久先生「塾長退任講演」のご案内-2021年12月17日(金)開催-◆◆◆
「防災塾・だるま」塾長 鷲山龍太郎

 
 荏本先生から、「防災塾・だるま」の塾長を継承いたしました、鷲山龍太郎と申します。
 荏本先生から、ご退任のご意向を受け、「組織検討委員会」にて、今後の方向性、規約等の抜本的改定案を構築し、今年5月の総会にて承認されて、新体制でのスタートとなりました。
 荏本孝久先生には、会員からの強い願いもあり、「名誉塾長」として新規約に「名誉塾長は、本会設立の理念を代表し、学術的な内容や本会の運営、大学等の教育・研究機関、行政機関等との連携等について助言、提言、支援を行う。」(防災塾・だるま規約7条1項)と位置づけさせていだきました。引き続き私達の助言者、かけがえのない仲間として今後も共に歩んでいただけることをご本人にもご承諾いただき、総会でも喜びをもって承認されたことは嬉しい限りです。
 荏本先生がご講演等でも説かれるように、社会の相転移が進み、災害の構造や質、防災に対する社会の意識や体制も変化が顕著です。その変化に対応した「防災塾・だるま」の活動を目指したいと思います。
 この度、荏本孝久前塾長が「防災塾・だるま」の活動を振り返る記念講演「塾長退任講演」を以下のとおり開催しますので、皆様、奮ってご参加ください。
 

■日時:2021年12月17日(金)14:00〜17:00
■会場:桜木町ぴおシティ6階【サクラリビング】第1研修室
■参加:会場・Zoomオンライン(併用)
■要申込:防災塾・だるまHP http://darumajin.sakura.ne.jp/ 申込サイト
またはGoogleフォームから →アドレス https://forms.gle/2piheCSJ3qkQ1d6r7

■プログラム
・挨拶:塾長 鷲山龍太郎
・第1部 記念講演:

     演題「市民と共に七転び八起き」~正しく恐れて 賢く生きる~
     講師 「防災塾・だるま」名誉塾長 荏本孝久氏(神奈川大学教授)
・第2部 車座談義:参加者から一言 ~「だるま」の思い出とこれから~
・第3部 贈る言葉:感謝状 記念品贈呈

 
 


◆◆◆ひらつか防災まちづくりの会主催「2021 防災講演会」参加者募集◆◆◆

 
 平塚市では 今年7月3日の大雨で金目川水系の河川周辺で浸水被害などが発生しました。改正災害対策基本法が5月に施行された後、全国で初めての避難情報「警戒レベル5・緊急安全確保」が、平塚市から発令されました。
 防災の市民活動団体「ひらつか防災まちづくりの会」では、防災冊子『あなたの家は大丈夫? みんなで考えよう平塚の自然災害』を発行、防災まち歩きや「7月3日の大雨の活動報告会」などの活動を行ってきていますが、この度、平塚の災害リスクを知るための防災講演会を開催します。オンラインでの参加も可能ですので、市外の方もぜひご参加ください。
 

■開催日時:2021年12月19日(日)13:30~16:30
■主催:ひらつか防災まちづくりの会  後援:平塚市
■会場:ひらつか市民活動センター(定員32名、オンライン併用)

■プログラム:

 ・第1部 演題「平塚の地形とその成り立ちと災害」
      講師 平塚市博物館 野崎篤学芸員
 ・第2部 演題「7月3日の豪雨の天気を振り返る」
      講師 元地学教諭 相原延光氏
■申込み方法:一般の方の参加(聴講)を募集します。
 お申し込みは goten463star@gmail.com(原囿)
 または 090-1659-4343(山田)まで
※詳しくは、添付のチラシをご覧ください。

 
 


◆◆◆【第10回建設フォーラム「災害激化とその対策、そして SDGsへ」 未来を担う建設業】の開催について◆◆◆

 
 一般社団法人神奈川県建設業協会は、近年多発している風水害や発生の切迫性が危惧されている地震に備え、併せて災害時においても持続可能な発展(SDGs)を意識することが必要であるとの観点から、第10回建設フォーラムを開催します。これは、令和3年8月に開催予定でしたが新型コロナウイルス感染症に係る緊急事態宣言のため延期となり、再開催が決まったものです。
 なお、開催時間や講演者の一部に変更がありますので、ご確認ください。
 行政や一般の県民の方々も奮ってご参加ください。
 

■第10回建設フォーラム「災害激化とその対策、そしてSDGsへ」未来を担う建設業
■日時:令和4年1月13日(木)午後1時20分~午後4時00分(受付開始12時45分)
■会場:神奈川県立青少年センター紅葉坂ホール(定員400名)
    横浜市西区紅葉ケ丘9-1 TEL 045-263-4400

■プログラム

  主催者あいさつ (一社)神奈川県建設業協会会長 松尾 文明

<講演>

・演題:将来における風水害の発生の可能性について
 講師:小池 俊雄 国立研究開発法人土木研究所 水災害・リスクマネジメント国際センター長
・演題:これからの時代の災害への備え~防災【も】まちづくり~
 講師:加藤 孝明 東京大学生産技術研究所教授・社会科学研究所特任教授
・演題:環境が成長戦略になる時代
    ~カーボンニュートラルで地域とライフスタイルをどう考えるか~
 講師:小泉進次郎 衆議院議員 
    (前環境大臣・気候変動担当大臣・内閣府特命担当大臣(原子力防災))
■参加費:無料
■参加申込方法等:以下のURLで建設フォーラムの案内をご覧いただき、申込みフォームからお申込みください。 http://www.shin-ken.or.jp/event/forum202108.php

 

※新型コロナウイルス感染症対策のため人数制限を設けております。
 また、状況により中止となる場合がありますので予めご了承ください。
 中止となる場合はHPでお知らせするとともに、申込時にいただいた連絡先(メール)にご連絡します。

 

(事務担当 一般社団法人神奈川県建設業協会 事業部 川久保、杉原)

  TEL 045-201-8453
  FAX 045-201-2767

  メール:soumu@shin-ken.or.jp

 
 


◆◆◆「沖縄県での軽石除去作業への支援のお願い」◆◆◆

 
 2021年8月13~15日、小笠原諸島の硫黄島の南方約60kmに位置する海底火山である福徳岡ノ場火山が大規模に噴火し、噴出された多量の軽石が海流にのり、約2ヶ月をかけて1300kmほど離れた南西諸島に漂着し始めました。11月中旬には関東地方の沿岸部にも漂着が確認されていますが、沖縄では10月中旬から大量の軽石が海上や海岸に押し寄せ、船を壊したり航行を阻害し、海の生態系を変え、漁業ができない、ビーチが戻らない(黒くなってしまう)、マリンスポーツができないなど、地域住民、漁業関係者、観光関連産業に多大な影響が出ています。
 ユナイテッドかながわでは、沖縄の軽石を除去することで少しでも回復することを願い、本部町、恩納村、大宜味村、今帰仁村、うるま市、国頭村の各担当へ、それぞれ土嚢袋とスコップ類など、軽石除去のための資器材をお届けさせていただきました。しかし、地元ではまだ資器材が不足しており、要請に答えて、名護市、うるま市、南城市、東村、伊江村、国頭村の他、各社会福祉協議会、漁業組合、観光関連、除去ボランティアチーム、市民グループなどへ、土のう袋(100 枚以上)やスコップ(アルミ角スコ)、園芸用スコップ、ふるいなどお届けしたく考えています。
 皆様には、支援物資の提供や、活動資金の支援のご協力をお願いたします。
 

■資器材の送り先、問合せ:NPO法人 ユナイテッドかながわ、一社)やまと災害ボランティアネットワーク 沖縄担当 まで

  電話:090-9349-5410
  Email:ysv0401@yahoo.co.jp

■タウンニュース掲載記事、振込先など:
■活動状況は、以下のユナイテッドかながわのfacebookでご覧ください。

 
 


◆◆◆「横浜市立太尾小学区防災まちづくり連携」が「令和3年防災功労者内閣総理大臣表彰 」を受賞◆◆◆

 「横浜市立太尾小学校防災まちづくり連携」は、今年2月、「2020年度防災まちづくり大賞 総務大臣賞」を受賞しましたが、さらに今年度、神奈川県の推薦をいただき、9月に「令和3年防災功労者内閣総理大臣表彰」を受賞しました。横浜市立太尾小学校は、現「防災塾・だるま」塾長の鷲山氏が2014〜2015年度に校長を務めた際、小学校と地域が連携して防災に取り組む土台作りに尽力されています。
 9月に予定していた授賞式は緊急事態宣言中のため、実施されなかったのは残念でしたが、同校のホームページでも紹介されています。

 総務省HP:
 太尾小学校HP(トップページに「地域の防災マニュアル」等があります。)

 
 



 
本メールへの問合わせ先:(株)防災&情報研究所
e-mail:idpis2@idpis.co.jp
Tel:03-3249-4120  Fax:03-3249-7296
 

※本メルマガは、皆様からの寄稿で構成しています。本メルマガで紹介したいイベントや活動がありましたら、ご連絡ください。皆様からのご寄稿をお待ちしています。

 投稿先e-mail:idpis2@idpis.co.jp
 

※“かながわ人と智をつなぐ防災・減災ネットワーク”:神奈川県下の官学民連携による防災・減災活動の活性化のための情報提供・交流等を目途に、平成28年3月発足。

本メールは、文部科学省の地域防災対策支援プロジェクト等でご支援・ご協力いただいた団体・個人の方々にお送りしています。