関係各位
令和4年(2022年)の新しい年を迎え、皆様、お元気でお過ごしのことと存じます。
昨年12月17日に、私、荏本孝久が、昨年5月まで勤めさせて頂いた「防災塾・だるま」塾長退任の記念講演会を開催していただき、防災塾・だるまの開塾以降に参加されてきたメンバーの方々から、暖かいご挨拶をいただきました。また、それに合わせて「“防災塾・だるま”活動の記録」と題した報告書の作成が編集グループのご厚意で進められております。完成の際にはご紹介させて頂きます。
令和4年の活動初めとして、例年通り、「防災塾・だるま」の皆様と共に、1月17日(月)に1995年阪神・淡路大震災の被災地である神戸市で、「阪神淡路大震災1.17のつどい」に参加することとしております。今年3月には、私は神奈川大学の定年退職を迎えますが、引き続き、大学の授業を担当し、防災塾・だるまの名誉塾長として活動を支えていきます。
この2年余、新型コロナウイルス感染症の影響で、防災関連のイベントやワークショップ等の活動が制約されて来ていたのが、ようやく終息の兆しが見えたかと思ったのもつかの間、年初早々、新型コロナウイルスオミクロン株の影響もあり、感染者数が激増してきているのが気にかかります。COVID-19新型コロナウイルス感染拡大の影響でワ-クショップなどの活動が制限されてきましたが、オンラインによるワークショップ等が開催されてきていますので、そのような活動を今年もメルマガ発行により、皆様にお伝えしていこうと思っております。
本年も、「防災塾・だるま」http://darumajin.sakura.ne.jp/の活動共ども、どうぞよろしくお願いいたします。
神奈川県内で大規模災害が発生した際に、神奈川県内外の支援者のための情報の適切な整理・提供・活動マッチングなどを円滑に行うための仕組みづくりの一環として、神奈川県内外の支援者を繋ぎ、顔の見える関係を拡大する仕組み作りのため、図上訓練を実施しています。
一昨年実施を予定していた第1回図上訓練は、新型コロナウイルス感染症の影響で延期となっていましたが、昨年1月7日と2月10日に、講演とワークショップを交えて開催いたしました。
第2回広域連携かながわ図上訓練につきましては、以下の日程で開催します。この図上訓練は特定の状況を付与した図上演習型訓練ではなく、様々な事例を知り、それを自分ごとにするための対話をワークショップ形式で行い、そのことで自らの職務/立場でできることを考えていただくために行います。
■共催:関東学院大学
昨年12月17日、桜木町ぴおシティ6階サクラリビング第1研修室会場と、Zoomオンライン(併用)方式により、「荏本先生塾長退任記念講演会」を開催しました。貴重なご講演をいただいた荏本先生に心よりお礼申し上げます。
阪神・淡路大震災の惨状を体験し、ハードによる防災の限界を感じられたことを原点に、「ハード・ソフト融合型の災害リスクマネジメント」を目指した「防災塾・だるま」創設の理念。2005年に神奈川区主催の講座「地域防災まちづくり〜全7回〜」の開催がベースとなったこと。講座の終了後、受講生などを中心に「防災・まちづくりを楽しむ会」が自主的に発足し、2006年「防災塾・だるま」が発足したこと。人的ネットワークの構築が進み、活動が多岐に広がったこと。時代の変遷の中で活動の変化の必要も感じられたことなどを振り返りながら、わかりやすく語っていただきました。温暖化や感染症対策など新たな災害に本会も対応していかざるを得ないこと。地域の防災まちづくりにはまだ具体的な解決が必要な課題が多いことも語られました。
まとめとして、「初心忘るべからず。市民主体の防災対策は重要。ハードも大事だが、ソフトをやるしかない。新体制に期待したい。社会も災害も変化し、本会としても工夫した対応が必要。地域防災活動の具体的理念と実践、防災まちづくりの活動に期待したい。」とのお言葉をいただきました。「市民と共に七転び八起き」の理念が参加者の皆様と改めて共有されたことと思います。
その後の「車座談義」では、開塾の時代から、荏本先生とだるまの仲間との出会いの中で創造してきた、熱い思いが皆様から語られ、心に残る温かい時間と空間になりました。
ご出席いただいた皆様には心よりお礼申し上げます。
「流域治水」とは、気候変動の結果もたらされる水災害の激甚化・頻発化等のリスクを踏まえ、堤防の整備、ダムの建設・再生などの対策を強化するとともに、集水域(雨水が河川に流入する地域)から氾濫域(河川等の氾濫により浸水が想定される地域)にわたる流域の全ての関係者が協働する、総合的な水災害対策を行う考え方であり、全国から注目されています。
今回は、鶴見川での取り組みを紹介するとともに、気候変動への対応(流域治水)について勉強しましょう。
一般社団法人神奈川県建設業協会は、近年多発している風水害や発生の切迫性が危惧されている地震に備え、併せて災害時においても持続可能な発展(SDGs)を意識することが必要であるとの観点から、第10回建設フォーラムを令和4年1月13日(木)に、神奈川県立青少年センター紅葉坂ホールにて開催しました。これは、令和3年8月に開催予定でしたが新型コロナウイルス感染症に係る緊急事態宣言のため延期となり、再開催されたものです。
約300名の参加を得て、3名の講演者から災害やSDGsについてご講演をいただきました。参加された皆様には、熱心に聞いていただいたようです。
主催者としてなんとか滑り込みで開催出来たこと、内容が良かったこと、皆様の感染防止対策に協力いただいたこと、全てにおいて成功したものと考えております。ありがとうございました。
昨年10月頃から始まった福徳岡ノ場火山噴火により噴出された大量の噴石(軽石)により、沖縄では、海の生態系を破壊し、漁業やマリンスポーツなど、地域住民、漁業関係者、観光関連産業に多大な影響が出ています。
沖縄県の専門家によると、軽石は偏西風などにより、ほとんどが沖縄県本島周辺に大量に滞留しており、風が変わる6月以降は、黒潮などに乗り本州方面に広がりさらに被害を拡大する可能性が高い。このため、2022年6月頃までに、可能な範囲で沖縄の軽石を除去すべきだとの見解を伺いました。
ユナイテッドかながわでは、沖縄の軽石を除去することで少しでも回復することを願い、昨年来、沖縄県の市町村へ、土嚢袋とスコップ類など、軽石除去のための資器材をお届けさせていただきました。しかし、地元ではまだ資器材が不足しており、地元からの要請に応えて、土のう袋(100 枚以上)やスコップ(アルミ角スコ)、園芸用スコップ、ふるいなどをお届けしたく考えています。
皆様には、引き続き、支援物資の提供や、活動資金の支援のご協力をお願いいたします。
■資器材の送り先、問合せ:
電話:090-9349-5410
Email:ysv0401@yahoo.co.jp
本メールへの問合わせ先:(株)防災&情報研究所
e-mail:idpis2@idpis.co.jp
Tel:03-3249-4120 Fax:03-3249-7296
投稿先e-mail:idpis2@idpis.co.jp
本メールは、文部科学省の地域防災対策支援プロジェクト等でご支援・ご協力いただいた団体・個人の方々にお送りしています。