“かながわ人と智をつなぐ防災・減災ネットワーク”からのお知らせ No.33

配信日:2023年1月11日

関係各位
 

かながわ人と智をつなぐ防災・減災ネットワーク 委員長
「防災塾・だるま」名誉塾長
荏本 孝久(神奈川大学工学部名誉教授)

 
 新年を迎えたものの、新型コロナウイルス感染者が再び増加し、特に亡くなった方が6万人を超えてしまったことなどが懸念されます。インフルエンザやウイルス性胃腸炎なども流行っているようですので、皆様、ご健康には十分お気をつけてお過ごしください。
 さて、今年は関東大震災から100周年を迎え、さまざまなイベントや研究集会などが開催されます。今回のメルマガでは、防災関連のイベント・セミナー等の情報に加え、今年、神奈川県で開催される「ぼうさいこくたい2023」についてもお伝えします。
 なお、本ネットワークでは、官学民が連携する防災・減災活動についての情報交換や勉強会、関東大震災100年に向けての企画、ワークショップ等の開催企画などを行っています。この活動にご関心がある方は、事務局(e-mail:idpis2@idpis.co.jp)または荏本、運営委員等にご連絡ください。
 また、本メルマガに掲載を希望される活動やイベント等がありましたら、情報をお寄せください。特に、本年2023年に関東大震災100年を迎えるに当たって、各団体等で企画している関連イベントやシンポジウムなどについても、お知らせいただければ幸いです。
 
 


◆◆◆日本火災学会 講演討論会「関東大震災と、以後100年間の火災科学 将来の都市型複合災害に向けた課題を抽出する」 1/20開催
   (事前申込1/13 13時まで)◆◆◆

 
 令和5(2023)年9月1日は,関東大震災から100年です。避難や消防を含む火災科学は,関東大震災を契機として,その後100年間で大きく進展しました。しかし,関東大震災の教訓のうち,将来の災害に活用できる対策の整理は,充分進んでいるとは言えません。
 そこで本講演討論会では,火災科学の100年間の系譜を俯瞰的に整理するとともに,市民や消防機関の災害対応から,今後の都市型災害との類似点や課題を抽出して,将来の災害対策を展望します。
 会員の方はもとより,学生,市民の方々,消防,防災,建築,都市,安全に携わる方々,損害保険業界などからも多数のご参加をいただきたく,ご案内申し上げます。また,組織内の研修を兼ねてのご参加も可能です。日本火災学会ならではの内容をお届けいたします。
 

■日時:2023年1月20日(金)13:00~16:30
■会場:オンライン開催 Teamsウェビナーにて開催します。
■参加費:1,500円(参加者皆様に,事前にテキストの電子ファイルを配布します)

■【プログラム】

 開会挨拶 13:00~13:05  学術委員長 佐野友紀
 講演 13:05~15:10  司会 北後明彦
  13:05~13:10 趣旨説明 北後明彦(神戸大学)
  13:10~13:20 基調報告1
          「関東大震災の概要(震源、被害全体像等)」
           西田幸夫(元埼玉大学)
  13:20~13:40 基調報告2
          「横浜市の関東大震災の大火と避難にかかる課題」
           高梨成子(防災&情報研究所)
  13:40~14:00 講演1
          「市街地火災の現象把握と危険性評価」
           岩見達也(国土技術政策総合研究所)
  14:15~14:35 講演2
          「市街地火災避難研究の100年」
           廣井悠(東京大学)
  14:35~14:55 講演3
          「消防防災の100年間 ~この間の発展と成果,そして課題」
           関澤愛(東京理科大学)
  15:10~15:25 基調報告3
          「社会情勢の変化と技術革新を見据えた震災対策の在り方
           ~火災予防審議会での検討から~」
           小林純也(東京消防庁震災対策課)
  15:25~16:25 討論
          「関東大震災から100年の総括と今後100年を展望した火災科学の方向性」
           司会 東京大学 廣井悠
 閉会挨拶 16:25~16:30 学術副委員長 中村祐二

 

■討論方法:視聴者の講演への質問等は,チャットにて記入し,司会が読み上げて議論する方法とします。
■申込:事前参加申込 受付期間:2023年1月13日(金)13:00まで
※当日申込はできませんのでご注意ください。参加につきましては、本会ホームページ(http://www.jafse.org/)からお申し込みください。
■詳細は、以下からご覧ください。↓

https://www.jafse.org/cms/wp-content/uploads/2022/11/Seminar2022.pdf
 
 


◆◆◆第190回 防災塾・だるま 防災まちづくり談義の会 ~海洋大気の相互作用が招く気候変動~ 1/20(金) 開催◆◆◆

 
 防災塾・だるまでは、「第190回 防災まちづくり談義の会」を、1月20日に開催します。

■講演趣旨:台風や線状降水帯に伴う豪雨による被害が深刻化している。これらの現象の発生や振る舞いは、熱帯海上に原因を探る事ができる。その熱帯海上でどのような事が起きているのかを、地球温暖化の影響とともに解説する。
■日時:2023年1月20日(金)15時~16時15分
■会場:桜木町ぴおシティ6階【さくらリビング】第1研修室
■講師:米山 邦夫 氏(海洋研究開発機構地球環境部門大気海洋相互研究センター、大気海洋相互作用研究センター長)
■主催:「防災塾・だるま」 HP http://darumajin.sakura.ne.jp
■対象:本会会員・一般 受講料無料
■参加方法:会員 現地またはZoom参加(会員MLで設定を配信)
      会員以外は下記のリンクから、会場参加・リモートの選択をし、参加申し込みをしてください。折り返しZoom設定の案内をお送りします。
■申し込みフォーム:https://forms.gle/Mvgqn8hFkGQ5NcPf7

 
 


◆◆◆「防災士の日・防災イベント 何をどう大災害に備える?!」を開催1/22(日)◆◆◆

 
 27年前の1月17日に発生した阪神・淡路大震災を教訓として、神奈川県建築士会主催の建築士の日・防災イベント『何をどう 大災害に備える?!』を開催いたします。
 建築士は、大災害直後、被災した建築物が余震等で倒壊したり人命に危険をおよぼすことがないように、2次災害を防止することを目的に「応急危険度判定」を行います。
「応急危険度判定」「防災グッズ展示」「耐震模型実験」など、今一度、災害時の知識、備えを見直していただくためのコーナーを準備しています。
 ぜひ、お立ち寄りいただき、災害について考える機会にご活用願います。
 

■開催日:令和5年1月22日(日)12:00~15:00
■会場:新都市プラザ(横浜そごう地下2階正面前)
■主催:(一社)神奈川県建築士会 防災・災害対策委員会
■協力:(一財)神奈川県建築安全協会
■後援:神奈川県大規模災害対策士業連絡協議会、(公社)かながわ住まいまちづくり協会、防災塾・だるま、QQ防災クラブ
■詳細は、以下からご覧ください。↓

http://www.kanagawa-kentikusikai.com/osirase/annai/20230122.pdf
 
 


◆◆◆第27回「震災対策技術展」を開催 2/2~2/3◆◆◆

 
 第27回「震災対策技術展」を、2月2日(木)、3日(金)に、パシフィコ横浜Dホールで開催します。

■会期:2023年2月2日(木)~3日(金)10:00~17:00
■会場:パシフィコ横浜 Dホール
■主催:「震災対策技術展」実行委員会
■開催内容:展示会/シンポジウム・セミナー
■入場方法:来場登録制
■入場料金:無料
      出展者には、入場券を配布。関係者には、主催者より入場券を配布。
■運営:「震災対策技術展」事務局/エグジビションテクノロジーズ株式会社
■セミナーのプログラムはこちらから
■2月2日(E会場)13:30~14:15
 「関東大震災から100年にあたって」 杉原 英和 氏
 (一般社団法人神奈川県建設業協会 事業部長、元神奈川県総合防災センター 所長)
 などのセミナーがありますので、参加を希望されるかたは、こちらからお申し込みください。↓

 
 


◆◆◆日本赤十字看護大学附属災害救護研究所主催 「災害救護研究所セミナー あれから100年 これからの日本の災害対応を考える」 2/18 開催◆◆◆

 
 温暖化に代表される環境変化に伴う地球規模での自然災害の多発や、新興感染症の全世界への急速な拡大に対応できるように、災害救護体制の充実はグローバルな課題と認識されています。
 2021年に発足した日本赤十字看護大学附属災害救護研究所は、赤十字を始め国内外の災害救護に関する知の集積と発信の場を目指して活動を開始しています。
 2023年は関東大震災から100年を迎える年にあたります。今回のセミナーでは、これまでの100年を踏まえ、災害救護研究所の9つの活動を紹介するとともに、これからの国内外の災害救護のあり方について、専門家の皆様方とともに考える機会にしたいと考えております。
 

■日時:2023年2月18日(土)13:00~15:30

■プログラムなどの詳細は、以下からご覧ください。↓

https://jrcdmri.jp/wp-content/uploads/2022/12/52b8cd3bee0d09b1de96d7765d1d2a18.pdf

■会場:ZOOMによるオンライン開催
■参加費:無料
■参加方法:下記のURLからお申込みください。
■セミナーは、ZOOMを使用して配信いたします。
 セミナー視聴用のURLは、登録メールアドレス宛に配信予定です。

 
 


◆◆◆「ぼうさいこくたい2023」開催日程及び会場が決定◆◆◆

 
 「ぼうさいこくたい」は、防災に関する活動を実践する多様な団体・機関が一堂に会し、取組・知見を発信・共有する日本最大級の防災イベントとして、平成28(2016)年から毎年開催しています。「第8回ぼうさいこくたい2023」は、「関東大震災100年」を契機として、以下の会期及び会場で開催されることとなりました。
 

■開催日程:令和5年(2023年)9月17日(日)~9月18日(月・祝)の2日間
■会場:横浜国立大学(横浜市保土ヶ谷区常盤台79)

 
 昨年10月に開催された「ぼうさいこくたい2022」のクロージングセッションで、「ぼうさいこくたい2023」を開催する、黒岩神奈川県知事のメッセージが紹介されていますので、こちらからご覧ください。→ https://bosai-kokutai.jp/2022/s-99
 なお、4月以降に、テーマが発表され、講義型セッション、体験型ワークショップ、ブースでのプレゼンテーション、屋外展示等に参加する団体等の公募が始まると見られますが、人と智ネットでは、来年度の活動検討の中で、事前の情報連絡会を開催しています。次回情報連絡会は、1月23日(月)18時から、関内ホールで開催する予定ですが、ご関心のある方は、【e-mail:idpis2@idpis.co.jp 防災&情報研究所】までご連絡ください。
 本メルマガでは、「関東大震災100年」関連行事等について、今後も継続して情報提供しますので、よろしくお願いいたします。
 
 


◆◆◆気象庁「関東大震災から100年」特設サイトを開設◆◆◆

 
 気象庁では、1月5日に「関東大震災から100年」特設サイトを開設しました。この特設サイトでは、関東大震災を振り返るとともに、今後の地震に適切に備えていただくために必要な防災知識等に関する情報を掲載しています。
https://www.data.jma.go.jp/eqev/data/1923_09_01_kantoujishin/index.html
 このサイトでは、1923年9月1日、神奈川県西部を震源とするマグニチュード7.9の地震(大正関東地震)が起き、激しい揺れによる建物の倒壊や津波、土砂災害、横浜や小田原、東京を中心に大火が発生して、大きな被害を及ぼしたことなどを伝えています。今後も、新たな知見を反映した研究成果や関連するイベント等の情報も掲載されるとのことですので、ご注目ください。
 
 


◆◆◆「2023年関東大震災100年記念行事等」のサイト開設◆◆◆

 
 防災学術連携体および関連学会による関東大震災100年記念行事等をお知らせするサイトが開催されました。今後開催される行事等は、以下からご覧ください。
https://janet-dr.com/090_abroadandhome/091_100_kantohEQ.html
 
 



 
本メールへの問合わせ先:(株)防災&情報研究所
e-mail:idpis2@idpis.co.jp
Tel:03-3249-4120  Fax:03-3249-7296
 

※本メルマガは、皆様からの寄稿で構成しています。本メルマガで紹介したいイベントや活動がありましたら、ご連絡ください。皆様からのご寄稿をお待ちしています。
 投稿先e-mail:idpis2@idpis.co.jp

 

※“かながわ人と智をつなぐ防災・減災ネットワーク”:神奈川県下の官学民連携による防災・減災活動の活性化のための情報提供・交流等を目途に、平成28年3月発足。
 本メールは、文部科学省の地域防災対策支援プロジェクト等でご支援・ご協力いただいた団体・個人の方々にお送りしています。