関係各位
令和4年(2022年)の夏は、全国各地で大雨災害等が発生、猛暑に新型コロナウイルスの第7波が押し寄せるなど、大変過ごしにくい夏となりました。
この2年余、新型コロナウイルス感染症の影響で、防災関連のイベントやワークショップ等の活動が制約されて来ていましたが、行動規制が限定されていることもあり、十分感染対策に留意しながら、総合防災訓練やワ-クショップなどの活動が再開されてきています。今回のメルマガではオンラインによるものも含め、そのような活動をご案内致します。もし、皆様のなかに、今回のご案内に掲載されていない活動等がありましたら、お寄せください。また、本メルマガでは、会員メンバーから紹介された防災関連の書籍についても情報提供することとし、後半に記載しておりますので参考にしていただければと存じます。
さらに、来年、関東大震災100年を迎えるに当たって、各団体等で関連するイベントや企画も進んでいるようですので、お知らせいただければ幸いです。
なお、本ネットワークでは、平成28年以降、年2回ほど、官学民が連携するシンポジウム等を神奈川大学等で開催していましたが、2019年12月に関東学院大学で開催した防災ミーティング以降、新型コロナウイルス感染症の影響で開催できておりませんでした。この企画・運営等もあり、7月にようやく対面で令和4年第1回運営委員会を開催致しました。今は、コロナ後の活動状況についての情報交換や勉強会、関東大震災100年に向けての企画、どのような形で一般市民や行政、大学・研究者、住民・市民団体、防災関連ボランティア団体等が集い、交流するワークショップ等が開催できるかなどを検討しています。運営委員は、本ネットワーク発足以来のコアメンバーに加え、シンポジウム等に参加された方々や、運営委員からご紹介いただいた方々などで構成していますが、運営委員会への参加にご関心がある方は、事務局(e-mail:idpis2@idpis.co.jp)または荏本、運営委員等にぜひご連絡ください。よろしくお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症の急拡大や猛暑の日々が続きますが、皆様、健康第一で頑張りましょう。
安全・安心若手研究会(地域安全学会)では、「地域安全学 夏の学校2022-基礎から学ぶ防災・減災-」を、8月19日(金)に開催します。主に大学生や大学院生を対象に、一流の研究者が講義や演習をセミナーとして開催するもので、実務者や研究者の方々も参加できます。
人と防災未来センター開設20周年となる今年は、人防研究員第1期生から見た防災研究についてご講演いただきます。また、発表・交流セッションでは、普段の学会発表ではできない、萌芽的アイディアや分析中の結果、業務紹介なども扱うことができます。優秀者には表彰制度もありますので、奮ってご参加ください。
プログラム等は、以下からご覧ください。
横浜市神奈川区こども家庭支援課、横浜市立大学三輪律江研究室、まち保育研究会が協働して、2022年3月、絵合わせカード『てくてくまっち』と副読本が完成しました。これは、「保育・教育施設防災アドバイザー派遣事業」として、2019年度から3年間実施して来た、保育・教育施設向けの講座やワークショップ、伴走支援等の集大成として、園児と職員が、日常の活動の延長線上で、防災・減災の視点からまちの資源と活用方法を学ぶことができる教材として制作されたものです。
三輪律江教授(横浜市立大学)と稲垣景子准教授(横浜国立大学)がアドバイザーとして加わって制作された本教材は、神奈川区内の保育・教育施設約130施設に配布し、園児や職員の防災意識の向上を図ります。
■記者発表サイト:
https://www.yokohama-cu.ac.jp/news/2022/20220418tekutekumacchi.html
教材の詳しい説明や使い方などは、以下のURLからダウンロードできます。
https://www.yokohama-cu.ac.jp/Contributions/product/fukudokuhon_DW.html
まち保育研究会主催で、昨年度神奈川区こども家庭支援課と協働で作成したまち保育 防災・減災絵合わせカード「てくてくまっち」を体験するワークショップを、9月2日(金)夕方、横浜市大みなとみらいキャンパスにて開催します。以下のURLのチラシをご覧いただき、ご関心がある方にぜひご参加いただければと思っております。
https://ar-ar.facebook.com/pg/machihoikunosusume/posts/
神奈川災害救援ボランティアネットワーク(KSVネット)では、令和4年2月3日(木)、2月4日(金)にパシフィコ横浜で開催された「震災対策技術展 横浜」において、会の紹介コーナーと災害ボランティアセンター体験コーナーを設けました。
災害ボランティアセンター体験コーナーでは、ご自身のスマーフォンや備付のタブレットを使ってWebフォームを使ったボランティア応募、受付メール受信、災害ボランティアセンターでの受付、 Webフォームを使った活動報告といった流れの体験ができます。8月21日(日)午前に実施される横浜市総合防災訓練で、ブース参加を予定しています。
令和4年度「横浜市総合防災訓練」は、金沢区を会場として、市民や防災関係機関の連携強化と地域防災力の向上を目的に、地域住民と防災関係機関等による実動訓練、防災関連団体等による展示・体験型エリアで防災啓発等を実施します。
山口勝(NHK横浜放送局チーフ・アナウンサー、日本活断層学会理事)様から、日本活断層学会が主催し、国土地理院、産業技術総合研究所地質調査総合センター、防災科学技術研究所で開催する第4回「活断層の学校 in つくば」への参加者(学生)募集のご案内です。
大学関係のみなさんは、学生さんにお声がけください。
以下のURLでご覧の上、ぜひ学生の方々に参加の呼びかけをお願いします。
https://jsaf.info/news/20220719112308.pdf
国土地理院、産総研、防災科研で、”最先端” の活断層、地震防災を ”一から” 学びます。疑問、質問大歓迎!皆さんのキャリアパスの参考になるイベントです!
今年は、現地とオンラインのハイブリット開催を予定しています。
■日時と場所:
■参加申込方法:
防災塾・だるまでは、隔月の奇数月に、講師をお招きして「防災まちづくり談義の会」を開催しています。9月の「第188回 防災まちづくり談義の会」は、以下を予定しています。
地震災害だけではなく、地球温暖化に伴う気象災害や新型コロナウイルス感染症などによる災害も顕在化し、多種類の災害、またはそれが同時、連鎖的に起きる「マルチハザード社会」への防災・減災対策が必要になっています。これまで、「防災塾・だるま」は、神奈川大学と連携し、「実践的防災まちづくりコーディネーター養成講座」として多年にわたり講座を開設してきましたが、今年度は、各研究グループがこれまで一年間かけて検討してきたテーマをもとに、講座の内容を構成しました。より広い皆さんが積極的にご参加いただけるよう、家庭、地域、マンション等における、予防から被災後対策まで、具体的な防災講座で、土曜日午後の時間帯に開催します。
■講座内容
・10/1(土)
・10/8(土)
・10/15(土)
・10/22(土)
神奈川大学の市民向けの大規模災害に関する特別講演会(前期)、連続講演会(後期)は、2022年度前期までに通算約80回以上開催して来ました。来年、1923年9月1日に発生した大正関東地震(関東大震災)から100年を迎えるに当たり、2021年度後期連続講演会では、関東大震災全般に関する講演として「復興百年史 現代に生きる関東大震災」(武村雅之教授・名古屋大学)と「関東地域における巨大地震・津波の履歴」(宍倉正展氏・産業技術総合研究所)を開催、2022年度前期特別講演会では北原糸子先生(元立命館大学教授)「映像を通して考える大正関東地震(関東大震災)の実像-関東大震災における東京・横浜の被災とその後の復興事業を考える」を実施しました。
北原先生の講演では、大火によって多数の犠牲者が出た東京市の惨状以上に、神奈川県、なかでも横浜で深刻な人的、物的な被害が発生していたことが詳しく報告されました。
そこで、関東大震災100年を考える後期連続講演会では、横浜・神奈川の関東大震災に焦点を当てて、関東大震災時の神奈川・横浜の気象、神流川県で多発した土砂災害の実態、横浜市内の被災状況と復興事業、復興事業と復興住宅などについて検討し、関東大震災から東日本大震災など21世紀の自然災害からの復興を展望することを課題としています。
1.11月5日(土)
2.11月12日(土)
3.11月19日(土)
4.12月3日(土)
5.12月10日(土)
8月7日(日)に、横浜そごう地下イベントホールにて開催予定だった「建築士の日・防災イベント」は、新型コロナウイルス感染急拡大の為、中止となりました。改めて開催される際は、ご案内致します。
神奈川県温泉地学研究所 萬年一剛著「富士山はいつ噴火するのか?-火山のしくみとその不思議」が発刊されました(ちくまプリマー新書、924円)。富士山の次の噴火はいつか?起きたらどうなる?最新の調査から噴火の規模、被害と防災について記載されています。
2022年7月30日(土)付けの朝日新聞の書評で紹介されました。会員から、「この本を中学生以上の生徒たちに是非読んでほしい、夏休みの読書感想文や、自由研究のテーマにすると良いと思いました。」との推薦もありました。ぜひご覧ください。
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480684325/
放送大学(BS231ch)で放送された、「“科学”からの招待状『熊本地震 6年目の真実と教訓』」が、「熊本地震の真実-語られない『8つの誤解』」として、明石書店より出版されました。最新の研究でわかってきた活断層の実態とそれを踏まえた備えのあり方、大規模災害からの被災地の復旧復興の実態とその伝承のあり方を考察したものです。山口勝(NHK横浜放送局チーフ・アナウンサー)さんも「災害報道で初めて活用された8K」を寄稿しています。
https://www.akashi.co.jp/book/b611183.html
本メールへの問合わせ先:(株)防災&情報研究所
e-mail:idpis2@idpis.co.jp
Tel:03-3249-4120 Fax:03-3249-7296
投稿先e-mail:idpis2@idpis.co.jp
本メールは、文部科学省の地域防災対策支援プロジェクト等でご支援・ご協力いただいた団体・個人の方々にお送りしています。