“かながわ人と智をつなぐ防災・減災ネットワーク”からのお知らせ No.32

配信日:2022年11月16日

関係各位
 

かながわ人と智をつなぐ防災・減災ネットワーク 委員長
「防災塾・だるま」名誉塾長
荏本 孝久(神奈川大学工学部名誉教授)

 
 今秋は新型コロナウイルス感染症対策を取りつつ、大規模な防災関連イベントも開催されてきています。
 今回のメルマガでは、防災関連のイベントやワークショップ・研修等の情報に加え(先回No.31で既報も含む)、来年神奈川県で開催される予定の「ぼうさいこくたい 2023」についてもお伝えします。
 なお、本ネットワークでは、官学民が連携する防災・減災活動についての情報交換や勉強会、関東大震災100年に向けての企画、ワークショップ等の開催企画などを行っています。この活動にご関心がある方は、事務局(e-mail:idpis2@idpis.co.jp)または荏本、運営委員等にご連絡ください。
 また、本メルマガに掲載を希望される活動やイベント等がありましたら、情報をお寄せください。特に、来年2023年に関東大震災100年を迎えるに当たって、各団体等で企画している関連イベントやシンポジウムなどについても、お知らせいただければ幸いです。
 
 


◆◆◆第189回 防災塾・だるま 防災まちづくり談義の会-11月25日(金)◆◆◆

 
 防災塾・だるまでは、隔月の奇数月に、講師をお招きして「防災まちづくり談義の会」を開催しています。11月の「第189回 防災まちづくり談義の会」は、以下を予定しています。
 

■講師:原田 剛 氏 QQ防災クラブ代表
■テーマ:「自主防災会 会長の災害時の役割」
■主催:防災塾・だるま(http://darumajin.sakura.ne.jp/
■開催日時:2022年11月25日(金)午後3時~4時15分
■会場:桜木町 ぴおシティ6階さくらリビング第2研修室
■現地参加費 100円(印刷資料代)、リモート参加100名まで
■参加申込方法は、防災塾・だるまのホームページ(http://darumajin.sakura.ne.jp/)でご覧ください。

 
 


◆◆◆神奈川県温泉地学研究所
   「令和4年度研究成果発表会」を開催-11月30日◆◆◆

 
 神奈川県温泉地学研究所では、「令和4年度研究成果発表会」を開催します。参加申し込みはすでに11月10日に締め切っていますが、発表会終了後に温泉地学研究所HPにて講演要旨を公開予定ですので、併せてご覧ください。
 

■日時:令和4年11月30日(水)
■開催方法:温泉地学研究所2階会議室(小田原市入生田586)及びウェブ会議システム「Zoom」を用いたオンラインによるハイブリッド開催
■口頭発表(括弧内は発表者)
(1) 14:05-14:30 源泉一斉調査から見る箱根湯本温泉の特徴(二宮 良太)
(2) 14:30-14:55 2021年の地震活動と箱根山の火山活動について(長岡 優)
(3) 15:00-15:25 神奈川県に向かって近づいてくるフィリピン海プレートの地殻構造(安部 祐希)
(4) 15:30-15:55 人工衛星データからみる箱根火山浅部熱水系の構造について
         (道家 涼介)

 
■お問い合わせ先

  温泉地学研究所 成果発表会係 TEL:0465-23-3588

 
 


◆◆◆神奈川大学「2022年度後期連続講演会 1923年関東大震災から100年-横浜・神奈川における被災と復興」

 
 神奈川大学の市民向けの大規模災害に関する連続講演会(後期)は、来年、1923年9月1日に発生した大正関東地震(関東大震災)から100年を迎えるに当たり、2022年度前期特別講演会では北原糸子先生(元立命館大学教授)「映像を通して考える大正関東地震(関東大震災)の実像-関東大震災における東京・横浜の被災とその後の復興事業を考える」を実施しました。
 北原先生の講演では、大火によって多数の犠牲者が出た東京市の惨状以上に、神奈川県、なかでも横浜で深刻な人的、物的な被害が発生していたことが詳しく報告されました。関東大震災100年を考える後期連続講演会では、横浜・神奈川の関東大震災に焦点を当てて、関東大震災時の神奈川・横浜の気象、神奈川県で多発した土砂災害の実態、横浜市内の被災状況と復興事業、復興事業と復興住宅などについて検討し、関東大震災から東日本大震災など21世紀の自然災害からの復興を展望することを課題としています。
 
1.11月5日(土)

   吉田律人「横浜市の関東大震災-被災と復旧」(横浜都市発展記念館)

2.11月12日(土)

   相原延光「複合災害としてみた神奈川・横浜の関東大震災」
   (元神奈川県立高等学校教諭、東京工芸大学非常勤講師)

3.11月19日(土)

   井上公夫「関東大震災による神奈川県内の土砂災害」
   (一般財団法人砂防フロンティア整備推進機構)

4.12月3日(土)

   内田青蔵「関東大震災を仮設住宅や災害復興住宅から考える」
   (神奈川大学建築学部教授)

5.12月10日(土)

   北原糸子「関東大震災と東日本大震災をつなぐ-復興事業の未来像」
   (元立命館大学歴史都市防災センター教授)
(以上 敬称略)

 

■主催:神奈川大学 [神奈川大学 オンライン講座(神奈川県)]
■開催日:2022年11月5日、12日、19日、12月3日、10日の各土曜日
     14:00~16:00 全5回
■申込期間後も定員に余裕がある場合は受け付けており、終了した講座についても視聴できますので、お問い合わせください。
■受講料:無料
■参加方法:オンライン(ZOOM)
■ホームページからの申込み:http://www.ku-portsquare.jp
  TEL問い合わせ:KUポートスクエア 045-682-5553

 
 


◆◆◆「防災の視点から環境問題を考える」参加者募集-11/24, 12/8, 12/15◆◆◆

 
 近年、地球温暖化が進行して豪雨・浸水被害が多発し、斜面・擁壁の崩壊等の地盤災害が発生しています。NPOブルーアースでは、一昨年と昨年、「地盤災害」を考えるセミナーを開催し、本年は、「防災・減災力を高めることが環境問題に取組む大きな前提条件である」との認識を皆さまと共有したく、「エナジー&エコロジーセミナーNo.21(防災・2022)」を下記のとおり実施します。
 各回の講師は、実務経験豊富な防災のスペシャリスト、行政関係者及び市民が担当し、パネルディスカッションも行います。ご参加のほどお願いいたします。
 

■第1回 地盤災害を中心に防災・減災を省みる 11/24(木)13:15‐17:00
 「新しい時代の防災力向上策を考える」(荏本 孝久)
 「伊豆山土石流災害―被災者のインタビューから考える―」(川嶋 真都)
 「歴史資料にみる日本の災害―宝永富士山大噴火災害と復興の道のり―」
  (山田 喜代信)
 「災害列島日本を如何に生きるか?」(有馬 朱美)

 

■第2回 「市民相談」の実践&「旬な話題」の提供 12/8(木)13:15‐17:00
 「宅地地盤市民相談の解説」(立花 秀夫)
 「相談事例の紹介」(斜面:小倉 章、擁壁:西村 真二、他:今村 誠治)
 「国における地質図の整備と防災への適用」
  (産総研地質調査総合センター 斎藤 眞)
 「宅地防災における新たな取組み」(川崎市まちづくり局 石川 武彦)
 「盛土の安全性に関連する政策動向―盛土規制法関連等―」(門田 浩一)
 「地球環境適応策・海外動向―鉱さいダムを例に―」(山田 岳峰)
 
■第3回 災害・防災を環境問題の中で位置づける 12/15(木)13:15‐17:00
 「NPO として災害情報・防災活動に何ができるかを考える」(三竿 郁夫)
 「地盤災害と環境問題―地盤品質判定士会の活動から考える」(金子 治)
 「災害と環境問題を不動産鑑定士として考える」(神川 清)
 「防災の視点から環境問題を省みる」(丸山 泉)
 「本セミナーの総括」(安原 一哉)

 

■参加料:無料
■参加申込み方法:参加をご希望される方は、(NPOブルーアース)http://bit.ly/3cqf6JA 募集ページからお申込みください。
 *締切り:11/17(木)
 *定員:各回75名(先着順)
■開催方法:参加者・講師共に、Zoomを用いたオンラインで行います。
■開催内容:最新情報をNPOブルーアースHPに掲載
 *講師・題目等を止むを得ず変更する場合があります(上記HPに掲載します)。
 *ご質問等は下記まで
 jimublueearth@gmail.com or kishida_takao@ybb.ne.jp(岸田隆夫)
■主催:特定非営利活動法人NPOブルーアース・(一社)地盤品質判定士会神奈川支部・(一社)地域国土強靭化研究所

 
 


◆◆◆「ひらつか防災まちづくりの会主催 防災講演会「関東大震災から100年:震源直上の神奈川県で何があったか?」開催-12月10日◆◆◆

 
 来年2023年は関東大震災から100年、関東大震災研究第一人者の武村先生を講師に迎えて会場とZOOM併用 ハイブリッドで実施します。
 

■日時:令和4年12月10日(土)13:30~15:30
■会場:ひらつか市民活動センター(平塚市見附町1-8)平塚駅西口より徒歩7分
■講師:名古屋大学減災連携研究センター特任教授 武村雅之氏
■テーマ:「関東大震災から100年:震源直上の神奈川県で何があったか?」
  神奈川県にとって関東地震は巨大直下型地震である。私は10年余をかけて震源域の真上にあたる神奈川県下に残る慰霊碑、記念碑、遺構など関連物の全てについて現地調査を行ってきた。それらの結果をもとに地震時に震源直上で発生する様々な災害とその復興について語る。
■定員:会場先着順62名 ZOOM100名(要申し込み)

■受講申し込み先:

  (会場希望の方)090-1659-4343 ひらつか防災まちづくりの会 山田美智子
  (ZOOM希望の方)メール:goten463star@gmail.com

 
 


◆◆◆「活断層オンラインワークショップ(第2期:根尾谷断層)」のお知らせ◆◆◆

 
 日本活断層学会普及教育委員会では、活断層の実態やリスクのほか、活断層がもたらす恵みなどを知るために、参加者のみなさんが活断層に関する情報を収集・共有する「活断層オンラインワークショップ」を開催します。
 第2期となる今回のワークショップでは、1891年濃尾地震を引き起こした「根尾谷断層」を対象に5回のオンライン学習会を行い、参加者それぞれが調べた内容を紹介し合います。さらに、調べた情報を使って、市民向けの現地見学会を企画・運営します。
 
■<オンライン学習会>

日程:※全ての日時に参加できなくても大丈夫です。
 第1回 2022年12月15日(木)19:00-20:00 ガイダンスほか
 第2回 2023年 1月 6日(金)19:00-20:30 調べた内容の紹介
 第3回 2023年 1月26日(木)19:00-20:30 調べた内容の紹介
 第4回 2023年 2月16日(木)13:00-14:30 調べた内容の紹介
 第5回 2023年 3月10日(金)19:00-20:30 見学会準備
※第4回では、参加者以外の方へ調べた内容を紹介して、ご意見をいただく予定です。

 
■<現地見学会>

日程:2023年3月26日(日)13:00-17:00(予定)
場所:岐阜県本巣市根尾樽見 樽見駅(樽見線)
 ※オンライン中継もします。
参加費:無料(現地見学会参加のための交通費は自己負担)
対象者:どなたでも参加可能(可能な日時だけの参加もOK!)
    ※Zoomを用いたオンライン学習会に参加できる環境が必要です。
定員:20人
申込方法:下記のメールアドレスへ氏名・所属・緊急連絡先(携帯電話番号など)をご連絡ください。
申込締切:2022年12月12日(月)

 

■詳しくは、以下のページをご覧ください。
 日本活断層学会HP「ニュース・お知らせ」
 「活断層オンラインワークショップ(第2期:根尾谷断層)」のお知らせ

 
 


◆◆◆来年「ぼうさいこくたい 2023」を神奈川県で開催◆◆◆

 
 「ぼうさいこくたい」は、防災に関する活動を実践する多様な団体・機関が一堂に会し、取組・知見を発信・共有する日本最大級の防災イベントとして、平成28(2016)年から毎年開催しています。防災推進国民大会2022実行委員会(内閣府、防災推進協議会、防災推進国民会議)が主催する「第7回ぼうさいこくたい 2022 HYOGO KOBE」は、甚大な被害をもたらし、都市型防災対策の転換点となった阪神・淡路大震災から27年が経ち、開設20周年を迎える「阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター」を中心とする兵庫県神戸市の「HAT神戸」で、2022年10月22日(土)~10月23日(日)に開催されました。
 「未来につなぐ災害の経験と教訓~忘れない、伝える、活かす、備える~」をテーマとして、過去最多の320団体が参加し、盛況のうちに終了しました。プログラムやその模様は、以下からご覧ください。
https://bosai-kokutai.jp/2022/program/
 また、クロージングセッションでは来年の「ぼうさいこくたい 2023」が、「関東大震災100年」をテーマに神奈川県で開催されることが発表されました。黒岩神奈川県知事からのメッセージも紹介されていますので、ご覧ください。
https://bosai-kokutai.jp/2022/s-99
 来年神奈川県で開催予定の「ぼうさいこくたい 2023」の日程や会場は未定ですが、来年4月以降に、講義型セッション、体験型ワークショップ、ブースでのプレゼンテーション、屋外展示等に参加する団体等の公募が始まると見られます。
 本メルマガでは、「関東大震災100年」関連行事等について、今後、継続して情報をご提供しますので、よろしくお願いいたします。
 
 



 
本メールへの問合わせ先:(株)防災&情報研究所
e-mail:idpis2@idpis.co.jp
Tel:03-3249-4120  Fax:03-3249-7296
 

※本メルマガは、皆様からの寄稿で構成しています。本メルマガで紹介したいイベントや活動がありましたら、ご連絡ください。皆様からのご寄稿をお待ちしています。

 投稿先e-mail:idpis2@idpis.co.jp
 

※“かながわ人と智をつなぐ防災・減災ネットワーク”:神奈川県下の官学民連携による防災・減災活動の活性化のための情報提供・交流等を目途に、平成28年3月発足。
 本メールは、文部科学省の地域防災対策支援プロジェクト等でご支援・ご協力いただいた団体・個人の方々にお送りしています。